そうめんがごちそうに　おもてなし料理に変身するつゆと具材のアイデア

夏のお昼にぴったりのそうめん。

みなさん、そうめんには何を合わせますか？
私の地元・高知のそうめんは、思いっきり具だくさん。錦糸卵にきゅうり、しいたけの甘辛煮、かまぼこ、なぜか缶詰のサクランボやみかんなども乗ってたりします。ボリュームもりもり。
これが当たり前で育ったので、他県の人から見ると珍しく思えると大人になって知りました。びっくり。秘密のケンミンショーに取り上げられたこともありましたね。

高知では、喫茶店や食堂のメニューにそうめんがあったりします。モーニングにミニそうめんがついてることも。高知の名物・皿鉢料理（さわち料理。たくさんの種類のお料理を盛り込んだ、土佐・伝統の大皿料理）でも、そうめんは人気メニューです。

そんな私Piが、懐かしいふるさとの味と私好みの味を合体させた、わが家のごちそうそうめんをご紹介いたします。

■ごちそうそうめんレシピ

これをトマト入りつゆで食します。
（粗目のみじん切りにしたトマトをつゆに混ぜる。トマトから水分が出るので、つゆはやや濃いめに作っておく。）

＊トマトつゆは、よしながふみ先生の名作漫画「きのう何食べた？」（講談社）で知って、ドはまりしました。「何食べ」、作品の面白さはさることながら、レシピ本としても優秀なんです～！主人公・筧氏は、高給であろう弁護士なのに倹約家、料理好きの設定。家庭料理にぴったりなレシピがたくさん載っていて、何品もわが家のレギュラー入りしています。ぜひご一読を！

トマトつゆに、そうめんとお好みの具材を投入。
一杯ごとに具材を変えながら、わんこそばのようにどんどんどうぞ！

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●ワンポイント

美味しくて人気者のツナマヨ。しっかりとした味わいゆえに、入れると一気につゆが「ツナマヨの味」になってしまうのも否めないところ。
私のおススメ→「ツナマヨ投入は後半戦に。」ラスト近くの味変に使うのを推奨いたします！

具材は、多ければ多いほど楽しいです。

わかめ、カイワレ大根、三つ葉、薄切りにしたナスやズッキーニを塩もみにしたもの。
ハム、ちくわ、割いたゆでササミ、鯖缶、ちょっと豪華にボイル海老。

その時のスーパーの値段と、冷蔵庫の残り具合で、自由に具材を組み立ててみて下さい。

わが家では、家飲みの〆や、友達がお泊りした翌日の朝昼兼用の食事に活躍しているメニューです。

おススメ ポイント1）具材の自由度が高く、冷蔵庫に残っているものでもなんとかなる。

おススメ ポイント2）みんなの腹具合を確認しながらすぐ追加できる。お客様を迎えての食事は、量で悩むもの。ゆで時間が短いそうめんなら、おかわりの準備もかんたん。具材も錦糸卵、シイタケ甘辛煮以外は切るだけなので、時間かけずに追い具材できる。

おススメ ポイント3）タンパク質、野菜ともにとれる。オクラ、三つ葉、カイワレ大根などを入れれば、とりづらい緑黄色野菜もクリア。

●ワンポイント

大勢で囲むことを考えると、麺は取りやすくしておきたいもの。
ゆで上がりを水で〆たら、菜箸かフォークで適量を取り、くるくる回して丸めながら盛りつけましょう。うまく巻けなくても、少々のことは気にしない！上から小口ネギ、すりごまをかければ、まあまあごまかせます（笑）。
麺がくっついたり、伸びたりする前に、手早くワシワシ丸めていきましょう！取りやすければそれでいい。思い切り大事。

■余りものも活用！もったいないを防ぐ

大人数のつゆを用意するとき、つい多めに準備して余っちゃうこと、ありませんか？私はあります。
今回のつゆはみじんにしたトマトを入れているので、捨てちゃうのはもったいない。で、翌日の自分ごはんにアレンジです。
余ったトマトつゆに、具材からシイタケ甘辛煮やカニカマをひょいひょいっと入れて、卵でとじて…ごはんに乗っけて、卵とじ丼です。

食べるの大好き、Piがお届けしたごちそうそうめん。
アレンジの幅は広いので、どうぞ自由な発想で、あなた好みの具材を用意してみて下さい。
あっさりしたそうめんは、意外とどんな具材でも受け止めてくれる名選手ですよ！

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