こどもがやった家の仕事の分だけ、お給料としておこづかいを支給しているわが家。お金教育をかねての試みですが、こどもたちから金額が少なすぎる!と不満の声が。そこで取り入れた新しいシステムや、中学生になった娘が挑戦するちょっと高度な金銭管理をご紹介します。
「労働の対価としてお金を得られる」ということを、こどものうちから学んでほしいという思いから、決められた家の仕事をした分、お給料としておこづかいを支給しているわが家。
前回は、わが家の具体的なシステムを紹介しました。
こどものおこづかいと金融教育 家の仕事をやったらお給料!のわが家のシステム
中1の長女は洗濯物たたみ、小5の長男ははしコップならべ、小3の次男はお風呂掃除、とそれぞれの仕事をしながら、成果に応じてお金をもらっています。余分に稼ぎたいときは、トイレ掃除をする、などのオプション制度もあります。
働き方に性格がはっきり出たり、稼ぐお金とほしいもののバランスを考えるようになったり…と、このシステムを採用したことで見えてくるもの、成長を感じられる点があり、親も勉強になっています。
■おこづかいシステムはこどもの成長に応じて変わるもの
やった家の仕事に対してのお給料制おこづかいシステムを採用して、約2年。
こどもの意見も聞きつつ、年齢に合わせて変えていくべき点も出てきました。今検討しているシステムは、こんなかんじです。
●資格試験に合格したら昇給
わが家では、漢検、英検にチャレンジさせているけれど、いまいち子供のモチベーションが高くありません。
また、おこづかいの金額が少なすぎる!との訴えも、こどもたちから出てきました。
(私も、低賃金で労働力を搾取していると感じています 笑)
そこで、検定に合格したら今のお給料の何割かアップする昇給制度を作ったら、モチベーションにつながるのでは、と考えました。
社会でも、資格取得で昇給したり、資格手当というものもあります。それにならった仕組みを採用しようかと検討中です。
こどもたちにヒアリングしたところ、1つの検定合格するごとに、1週間50円上がればやる気になる、とのこと。
まあ、小学生は漢検を1年に1回受けるだけで、年1の昇給だから妥当そう。
一方、中学生の娘は昨年、漢検1回、英検1回受験。今年も早々に、もう一回漢検を受験するつもりだとか。
ということは、1週間150円も上がる。一気に上げすぎな気もするけれど、中学生のおこづかいにしては少ない気もする。
ここが悩みどころ…。
でも、少しおこづかいが増えることで前向きに検定に取り組んでくれるなら、win-winかな?
■中学生の娘はさらにお金を学べる思い切ったシステムに
中学生になった娘。
もう少しお金の仕組みを学べるよう、去年の4月から新たなシステムを導入しました。
●中学生の娘の新おこづかいシステム
- 1年分の洋服の購入費、友達との交際費をまとめて4月に渡す(わが家の場合はとりあえず5万円)
- 洋服代には、靴やパジャマなども含む
- 下着やアウターなど、必需品や金額が張るものは必要なときに親に申告
- 使った用途と金額を記録し、3月に残金とともに提出する
今までは、欲しい服があったり友達と遊びに行くたびごとに、お金が欲しいと言われてきました。でも、それでは娘自身が、自分がいくら使っているのかしっかり把握できません。
「最近使い過ぎているから」とお金を渡さなければ、「何でくれないの?!」と親に不満を持っていました。
一度にお金を渡し、一年を通して自分で管理をする。それなら優先順位をつけて買い物をし、我慢できるものは我慢するなど、自分で考えて選択できるから、不満も溜まらないはず。
ですが、ただお金を渡すだけだと、すべて使い切ってしまう懸念もあります。
そこで考えたのが…
3月末に残ったお金の1割は、無申告のおこづかいとして自由に使ってもOK!ということにしました。
■新しいおこづかいシステムで感じる手ごたえ
今までは欲しいものがあるとすぐ「欲しい!」「買って!」と言っていましたが、残金を考えながら買い物をしたり、遊びに行くようになりました。
遊園地など、大きい金額の交際費などはまだその都度渡していますが、今年このシステムが上手くいけば、こどもと話し合いながら、だんだんと自分で管理する金額を増やしていきたいと考えています。
まとめて渡すと結構な金額になりますが、月額で考えると4,166円。
洋服代も含めているのであれば、ちょっと少ない?!…とも思いますが、まずはこの1年やってみて、娘と話し合っていき、お互い納得できる良い形を探していきたいです。
また、試験で昇給制度の効果や、3月末の娘の精算が終わったあとの報告なども、まとめてみたいと思います。
脱専業主婦したばかりの三児のママ。「できる人が、できる時に、できる事を」というモットーのもと、周囲の人も巻き込んでPTAでも活躍。その経験談がおカネレコ社長の心を動かし、スマートアシスタンツに採用される。
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