
2025年7月12日(土)に開催した人生クリエイトカフェ開催レポート。おカネレコを通じて、自分の未来を少しだけ見直してみる。“問い”を通して、自分の人生のハンドルを取り戻す。
そんな時間になれば――そんな願いを込めて企画した体験型のイベントです。
はじめに:このイベントに込めた想い
「家計簿アプリ」だけど、おカネレコで届けたいのは、お金だけじゃない “選択” の力。
2025年7月12日(土)、東京・茅場町にて、「人生クリエイトカフェ ~おカネレコで人生をちょっとおもしろく~」というイベントを開催しました。
おカネレコを通じて、自分の未来を少しだけ見直してみる。“問い”を通して、自分の人生のハンドルを取り戻す。
そんな時間になれば――そんな願いを込めて企画した体験型のイベントです。
オープニング:「人生はクリエイトできる」は、どこから生まれたのか?
冒頭では、おカネレコ代表・江尻より、この言葉が生まれた背景と、その奥にある想いをお話しました。
詳しい話は「人生はクリエイトできる」ができるまで 〜 1.社長の想いがことばになった日〜」の記事で書いておりますので、ぜひ読んでみてください✨
そして、イベントを企画したスタッフも、元々おカネレコユーザーということで、それぞれの人生についてお話ししました。
人生2択ゲーム——問いを持ち帰る体験
オープニングの後はワークショップを行いました。
第1部では、4つの「2択の問い」をスタッフが投げかけ、その問いについてじっくりと自分に向き合う時間を持ちました。
たとえば、こんな問いがありました:
- 「今、あなたにとって大切なのは “人に喜ばれること”? それとも “自分が満たされること”?」
- 「新しいことに向き合うとき、あなたは “まずやってみる”? それとも “理解してから始める”?」
参加いただいた皆さんには、問いに対してAかBを選びながら、その選択の裏側にある「自分の価値観」や「いまの心の状態」を考えていただきました。
自分で考えてみていただいた後に、近くの方と自分の選択について共有する時間も。最初は少し緊張気味だった空気も、いつのまにかほぐれ、皆さん楽しそうにお話しする声が、自然とあちこちから聞こえてきました。
お金の使い方から、人生をみつめる
ワークショップ第2部では「お金の使い方」を切り口に、自分の暮らし方や価値観を見つめ直すワークを実施しました。
「自分が本当に大切にしたいものに、お金を使えているだろうか?」
ただの支出記録ではなく、そこに込められた「想い」や「選び方のクセ」を、自分自身で振り返ることで、「家計簿=自分の選択の記録」だということが、少しずつ体感されていきました。
わたしのしあわせ「ココロびん」ワーク
—— “今のわたし” と “これからのわたし” をそっと見つめる時間
イベントの後半では、皆さんそれぞれが自分のしあわせのカケラに向き合う時間、「わたしのしあわせココロびん」ワークを実施しました。
◆ STEP1:今のわたしを描く
まずは、ワークシートに描かれた「ビン」の中に、“今、何にお金や時間、エネルギーを使っているか”を書き出すところからスタート。
- 仕事に集中している
- 家族との時間に多くを使っている
- なんとなくSNSに流れている
- 美容や健康を意識している
…といったように、日常の小さな行動の中から、“今の自分をつくっているカケラたち”が浮かび上がっていきます。
難しく考えず、素直に手を動かすうちに、
「意外とこんなことに力を注いでたんだな」
「これ、実はあまり満たされていなかったかも」
そんな気づきを得られたと思います。
◆ STEP2:これからのわたしを描く
次に取り組んだのは、隣にあるもうひとつのビン――「しあわせココロびん」。
ここには、「本当はこうありたい」「こういうカケラをもっと大事にしたい」
そんな“理想のわたし”のビンを自由に描いていきます。
- 家族との時間をもっと増やしたい
- 新しいことに挑戦したい
- ワクワクにお金を使いたい
- ちゃんと休める自分でいたい
カケラを描き変える人もいれば、今あるカケラをより大きく描く人も。
誰に見せるでもない、自分だけの“人生の棚卸し”の時間となりました。
◆ STEP3:言葉にする
描き終えたあとは、再びペアになって、「これから、どんなカケラを大切にしたいか?」を語り合う時間でした。
ビンを見せながら感じたことを思うままに話していただきました。
しあわせのビンは、少しずつ満たしていけばいい。
完璧に満たさなくていい。
そんなメッセージで、ワークを終えました。
通帳に潜む「消えた未来の選択肢」—— 謎解きゲームで見つける、人生のお金の使い方
イベントのラストは、謎解きゲーム!
お題は――
『消えた未来の選択肢を探せ!〜通帳の記録に潜むヒント〜』
おカネレコの「通帳機能」に表示された一か月の支出をもとに、未来の自分のために使うはずだった“何か”が、どこかに消えてしまっているというストーリーの謎解きが始まりました。
◆ 通帳に記された“気づき”
提示された支出には、コンビニ、推し活、飲み会、Netflix、スマホ課金など、
「今すぐの満足」にまつわる支出が並ぶ一方で、
- 健康診断(キャンセル:0円)
- 自己投資講座(未登録:0円)
といった“未来を育てる支出”が、なぜかゼロ円で記録されています。
この「ゼロの意味」に目を凝らしながら、「自分もこういうこと、あるかも…」と心の中で思った方もいらっしゃったと思います。
◆ 謎解きから問いへ:数字の裏にある「本音」
謎解きの正解はこうです:
● “消えた未来の選択肢” = 健康診断・自己投資講座
● つまり、未来のために「使うはずだったもの」に、使えなかった痕跡
「通帳の数字は、単なる記録ではなく、あなたの意識の履歴書。
あなたが大切にしたい未来は、どこに姿を消しているでしょうか?」
会場には3つの問いが投げかけられました:
- 未来の自分に使う予定だったのに、使えなかった支出はありますか?
- 通帳の“ゼロ円”の項目に、もし意味があるとしたら?
- 未来の選択肢を取り戻すなら、何に“人生のお金”を再配分しますか?
◆ 「謎解き」が人生を映し出すということ
今回の謎解きでお伝えしたかったメッセージは、通帳という身近なデータを通じて、私たちの“見落としていた選択”に気づいていただくことでした。
お金の記録は、ただの数値ではなく、「どんな人生を選び、どんな未来を後回しにしたか」の記録でもあります。
未来の自分が笑ってくれるような、お金の使い方を考えるきっかけとなったら嬉しく思います。
ご参加いただいたユーザーさんの声:それぞれの「問い」と「気づき」
イベント終了後にご協力いただいたアンケートには、たくさんのあたたかい言葉と、参加者皆さんの中に生まれた「これから」が綴られていました。
イベント後に寄せられたアンケートから、一部をご紹介します。
(原文より抜粋)
- フリーランスを目指している方を対象としたイベントがあったら参加したいです。
- ただお話を聞くだけでなく、他の参加者の方ともお話でき、人それぞれ価値観や考え方が違うのだなと分かり、勉強になりました。
- 健康な身体を維持するための正しい知識や、家計簿セミナー、安心な投資セミナーなどもあればうれしいです。
- スタッフの方が、みなさん楽しそうにされているのを見て、色んな選択があっていいなぁと思いました。(1回目との事で、素人感満載でしたが、それも愛嬌ですね)
- 家計簿アプリをもっと使いこなして、将来の目標をしっかり決めていきたいと思いました。
- ゆっくりと考える時間をもててよかったです。夢に向けての小さな一歩を始めてみる。やりたかったことをやるための時間を作ることから。
最後に:問いは、ここから始まります
今回のイベントを通して、私たち自身にも問いが残りました。
「“人生をクリエイトする”という言葉は、どこまで届いたのだろう?」
でもそれ以上に、
自分の言葉で一歩を語ってくれた方がいて、
誰かと対話しながら、自分自身を見つめ直してくれた方がいて、
この場をきっかけに“自分の人生に目を向けよう”とする空気がありました。
問いを持ち帰ること。
今すぐ答えは出なくても、心の奥で何かが動きはじめること。
それこそが、「人生をクリエイトする」第一歩なのだと、私たちは信じています。
これからも、もっと多くの人が、自分の人生に自分で選び、進めるような場をつくっていきたい、そう思っています。
だからまた、次の「人生クリエイトカフェ」を開きます。
また、おカネレコユーザーの皆さんにお会いできる日を、そして新しい誰かと出会える日を、心から楽しみにしています。
これからも、おカネレコをどうぞよろしくお願いいたします。