若者への金融教育が義務化されるこの時代、若い人たちの意識はどんな変化があるのでしょうか。実際に金融について授業を受けたという大学生に、話を聞いてみました。年金や将来の不安があるなか、若者の意識には大人たちも学ぶべきヒントがあるように感じます。
2022年度春から、高校での金融教育が義務化されます。
高校の家庭科で、資産形成の指導が盛り込まれることになるそうです。
家庭科っていうのが意外に感じましたが、「家計の構造、経済や社会との関わり、家計管理を理解する」のが目的となっているとのこと。成人年齢が18歳に引き下げられ、親の同意がなくてもいろんな契約ができるようになることも背景にあります。
私が10代のころは、お金のことを真剣に考えたことはなかったなぁ…。
投資や資産形成なんて、「大人」が考えることだと思っていました。
はたして、若い世代にどんな教育が行われるんでしょうか。
一足早く、大学で投資全般についての授業を受けたという学生さんに話を聞くことができました。
●Tくん(20歳)都内の大学に通う3年生
危機管理学部でグローバルセキュリティを専攻中。世の中のあらゆるリスク対策を幅広い分野にわたって学ぶ学部で、その一環として、金融危機への備えとして投資に関する授業があったそうです。
「自分が高校のときは、政治経済の授業で投資についてほんの少し触れただけだったので、本格的に教えてもらったのは今回が初でした。今は金利も低く、年金も不透明な時代。将来に備えて投資も考える、というのは勉強になりました。」
授業では「若いうちは資金が少ないから、投資できる額も少ない。大きく儲けはないかもしれないが、その分、大きく損もしない。リスク少なく始められる。」と言われたそうで、なるほどと思いました。
この言葉、若い人だけでなく、投資初心者にも言えることかも。
投資を始めるか迷うよりも、最初は小さく試してみる。大きなリターンはないかもしれないけど、大損もしないのなら、トライしやすいのではないでしょうか。
私自身、投資に興味を持ち始めたものの、実行にうつせていないので、参考にさせてもらいたくなる言葉でした。
もともと安全保障に興味があって、危機管理学部を選んだTくん。ほかにあまりない学部なため、教授もその分野の代表的な方たちがそろっていて、最先端の知識を学べるのが嬉しい、と語ります。今は、情報セキュリティの資格を目指して勉強中です。
忙しい大学生活のなか、アルバイトも頑張っているそうです。
「早朝にできる清掃の仕事など、授業に支障が出ない時間帯のものを選んでいます。バイトとはいえ、自分でお金を稼ぐようになって、100円200円でも使うときに考えるようになりましたね。」
こういうお金の意識は大事ですよね。その気持ちが持てたら、先々の資産形成も上手にこなしていけそうです。
10代の若者が金融教育を受けるようになった今、親世代の私たちもしっかり考えていかなければ、こどもたちに教えていくことができないな、と感じました。金融庁の「中学生・高校生のみなさんへ」というHPには、金融教育に関するわかりやすい資料がたくさん載っています。
↑これなんか、大人が読んでも役にたつ情報がコンパクトにまとめられていて、面白いです!
ほかにも動画など、とっつきやすいコンテンツがいろいろ用意されています。若者に負けないよう、大人世代も勉強してみてはいかがでしょうか。
久々のデスクワークに奮闘中。もともとは現場仕事中心で、今も兼業している。これまでの業界が違っても、経験を応用して働いていく…というスマートアシスタンツの新しい取り組みを体現。
在宅勤務で愛犬との時間が増えて嬉しい♪モフモフに癒される日々。
らくらく家計管理で、お金が貯まるようになる!480万人以上が利用する人気の家計簿アプリ。たった2秒で簡単に入力できて、続けやすいと大好評。家計簿が続かないと悩んでいた方は、一度試してみては。
★家計簿アプリ「おカネレコ」
https://okane-reco.com