いくらでもアレンジできちゃう、便利なラタトゥイユのレシピです。切って、炒めて、煮込むだけ。野菜の旨味で食べるので、減塩にも◎。翌日、味がなじんだところで多様なアレンジレシピにも活用できちゃいます。あえて大量に準備して、次の日も楽しましょ♪
本日のレシピはラタトゥイユ。冷蔵庫の整理にも使えちゃうんです!
食べること大好きな私Piの血は、母から来ているようです。
ウン十年前の地方都市在住にしては、ハイカラな料理にチャレンジしていた母。当時としては少数派のフルタイムのワーキングマザーで忙しかったはずですが、わりと珍しいメニューを用意してくれてました。牛テールを使ったポトフとか。(その代わり、忙しいときはホカ弁もあり。めっちゃ多忙だと私だけでごはんを食べることもあったので、こどもひとりでも冷凍ピラフをチンできるよう、時代のわりに電子レンジ導入も早かったです。)
今回のラタトゥイユは、そんな母の味です。
野菜大好きな私、たくさんの種類の野菜が食べられるラタトゥイユがお気に入り。母にレシピを聞いて数え切れないぐらい作りました。友人にふるまったことも数知れず。「お店みたい!」とほめてくれた友人もいるのに味をしめて、Piは鼻高々です。木にも登っちゃいます。
なので、わりと自信を持ってご紹介するレシピです。とはいえ、難しいポイントは何もありません。ただただシンプルに、野菜の旨味をいただくレシピになっています。
●材料(7~8皿分)●
ベーコン | 8枚 |
にんにく | 2片 |
玉ねぎ | 中2個 |
アスパラ | 1束 |
人参 | 1/2本 |
ピーマン | 2個 |
パプリカ | 1個(色のバランスから、黄色をチョイス。実際は何色でもかまいません。) |
しめじ | 半パック |
セロリ | 1本 |
ズッキーニ | 1本 |
ナス | 2本 |
オリーブオイル | 大さじ3 |
トマト缶 | 1缶 |
トマト | 大1個 |
ローリエ | 2枚 |
塩・こしょう | 適量 |
1)ベーコンは幅1~2㎝に切る。
2)にんにくは粗く刻む。
3)玉ねぎは12等分の串切りに。
4)アスパラは固い部分を取り除く。根元近くの固い部分に指を入れ、さぐりながらすんなり折れる箇所で折って固いところを捨てる。さらに、下3~4㎝の皮を薄くむく。3㎝ほどの長さに切っておく。
*このレシピでは、そのほかの野菜も3~4㎝程度に切り揃えます。
ラタトゥイユのレシピで、野菜の切り方はいろいろあります。(1㎝角に切り揃えるなど。小さく切ると煮込みも短く、口当たり良く仕上がります。ソースとしても使いやすいです。)
大きさはお好みのサイズで良いと思います。
今回は、「野菜ごろっと、食べごたえのあるラタトゥイユのレシピ」でご紹介をいたします。
5)人参は3㎝ほどの拍子木切りに。
6)ピーマン、パプリカは、種を取って太めの千切り、3㎝ほどの長さに。
7)しめじは石づきを取ってほぐしておく。
8)セロリは葉っぱごと3㎝ほどにカットしておく。
*葉っぱを捨てる人もいますが、煮込みには最適です。ふだんから茎はサラダに、葉の部分はスープの香りづけに使うなど、有効活用をおススメいたします。
9)ズッキーニ、なすは、縦半分に切って、5㎜程度の半月切りにしておく。
*なすを切ってすぐに使わないときは、あくが出るので水に10分ほどさらしておく。すぐに使う場合はさらす手間は不要。
めんどくさがりの私は、切るのを最後に回してそのまま使ってます。
*手順多そうに見えるかもですが、ただずっと材料を切っているだけ。ここまで来れば、ほぼほぼ調理終了!ぐらいの感覚です。鍋の準備に似てます(^_^)v
10)フライパンにオリーブオイルを引いて、にんにくを入れる。香りが立ったら、ベーコンを入れて炒める。
11)さらに野菜を順に11に入れ、どんどん炒め合わせていく。
*火が通りにくい人参、くったりしてほしい玉ねぎ、香りをたてたいセロリを先に入れる。ざっと火が通ったら、他の野菜を順ぐりに投入。
12)炒め合わせた野菜に、トマト缶を入れ、ローリエも加えてふたをする。野菜が柔らかくなるまで煮込む。
*今回は、チェリートマトの水煮缶を使いましたが、ホールトマト、カットトマト、なんでもOKです。煮込みながらトマトを押して崩していきます。
*本来このレシピに水は必要ありません。トマト缶と野菜から出る水分だけで十分です。ただ、けちんぼな私は、トマト缶の中にくっついている残りがもったいなくて。缶の1/3ほどの水で中をゆすいで加え、余すところなくトマト缶を使うようにしています。
*ローリエ(ベイリーフ。月桂樹の葉。)はなくても作れますが、常備をおススメします。ポトフなどの煮込みには大活躍です。トマト味のパスタソースを作る際も、ローリエがあるかないかでは香りが違います。一袋100円ぐらいなので、ぜひ。
13)野菜が柔らかくなったら、ざく切りしたトマトを加える。
*トマト缶だけでも美味しくできるため、このトマトは省略可です。あれば入れるとさわやかな酸味が加わります。
14)もう一度ふたをして、さらに少々煮込んだら、塩コショウで味を整えて完成。
*多種類の野菜の旨味がたっぷり出ているので、味付けはシンプルに。塩小さじ1/3+多めのコショウで味が決まるぐらいだと思います。足りなければ、少しずつ塩を加えて。
以上!完成です。
私がこのレシピを推しているのは、材料を切る手間だけでそれ以外は超簡単だから。
そして、さらに理由が2つあります。
●おススメポイント その1)
上記の材料は一例。わりと置き換えが効きます。
私の考えでは、必ず入れた方がいいのが、
- にんにく、玉ねぎ→香味野菜として
- ベーコン→旨味として
- ナス→トマトと相性がいいから
ぐらいで、あとは冷蔵庫の余りもので置き換えがいけると思います。
例えば、ズッキーニ。母の時代に、ズッキーニは一般的な野菜ではありませんでした。で、母は「きゅうり」をよく代用品として入れてました。実際、ズッキーニが手に入りづらい時代、きゅうりを代用した例はレストランなどでもあったようです。(ただし、煮込みではなくズッキーニマリネなどの場合ですね。)
調べたところ、同じウリ科でもきゅうりよりかぼちゃの方が、ズッキーニに近い仲間だそうです。かぼちゃを入れれば、食べごたえがあるラタトゥイユになるでしょう。ほかには、じゃがいもなどもラタトゥイユにボリュームを出すのに向いていると思います。
私は、オクラ、キャベツなどを使うこともありますし、ブロッコリーもよく入れます。しめじはエリンギやマッシュルームに変えてもいいでしょう。ヤングコーンの水煮やコーン缶の余りも、ラタトゥイユが受け入れてくれます。
個人的には香りがよくなるセロリも絶対入れた方がいいと思いますが、好き嫌いが別れる野菜なのでお好みで。葉っぱも有効に使えますので、お好きな方はぜひ入れて下さい。
冷蔵庫一掃で、残り野菜に何品か加えてカレーにしちゃうことありませんか?その感覚で、このラタトゥイユは作ることができると思うんです。
いろんなお野菜から出た旨味を、カレー味で美味しくいただくor塩コショウでシンプルに堪能する…の違いだけだよね、と思いつつ、いろいろ試しています。
●おススメポイント その2)
残ったラタトゥイユ、めっちゃアレンジ効きます!
なので、あえて7~8皿分で材料出してます。一度作れば、翌日も時短に♪
●ドリア
ごはんにあたため直したラタトゥイユをかけて、チーズを上からぱらり。トースターで焼くだけ。がっつりさせたいなら、ホワイトソースも入れて。
→ホワイトソースの作り方(パングラタンレシピの下の方にあります。)
●パスタ
パスタソースとして使うときは、砂糖を少量足して少し甘味をプラス。隠し味で醤油も少々。フライパンであたため、ゆでたパスタをからめます。
●カレー
焼いたチキンを加えてボリュームを出し、カレー粉を入れるとトマトカレーに。味が薄く感じたら、ソースを少量。
ほかにも…
・トースト
食パンに乗せて、チーズをかけて焼きます。
・温サラダ
レタスやベビーリーフの上にラタトゥイユを。ポーチドエッグを添えるのも合います。
・オムレツのソース
ケチャップの代わりにオムレツに添えて。
…などなど。
一度作れば、アレンジいろいろなラタトゥイユ。
たくさんの野菜が使えて、冷蔵庫の整理にもなります。
どうぞお試し下さい!
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<焼肉だれで新鮮!アレンジそうめん>
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久々のデスクワークに奮闘中。もともとは現場仕事中心で、今も兼業している。これまでの業界が違っても、経験を応用して働いていく…というスマートアシスタンツの新しい取り組みを体現。
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