マンションから戸建てに引っ越すことを決心したものの、土地探しは難航するばかり。条件を取るか、予算を取るか、だれもが悩む家づくりの体験記です。あっという間に2年がたってしまったローズ家に、好条件の土地が見つかった!でも、一筋縄ではいかなくて…。
3年前に引っ越した、わたくしローズの家づくり奮闘記を綴るシリーズです。
家づくりは大変ながらも、それ以上に楽しいプロセスでした。思い入れがある分、ここでの振り返りもつい熱がこもって長くなりがちですが、わかりやすく書けるように心がけます。
個人の価値観などバイアスが入りまくりなところは、ご容赦くださいませ。これから家づくりを考えるだれかの参考に、少しでもなれば嬉しいかぎりです。
■私たち、どこに住むの?
前回のブログでは、わが家が住み替えを決めた理由について書きました。
→条件のいいお気に入りのマンションを手放したわけ~そもそも、なぜ住み替えるの?
マンションから戸建てへの住み替えについて、夫は最初から賛同してくれました。住み替えるぞ!と、夫婦で合意ができるまではとても早かったのです。
時間がかかったのは、「どこに住むのか」でした。夫は場所選びをふくめ、情報収集を私に一任してくれました。
●私たち、どこに住むの?-Phase1 転校させないぞ!近場で探そう!
夫婦で相談したうえで、最初は以下のポイントで探しました。
- やっと慣れた小学校を転校させない(同じ校区で探す)←こどものため
- 夫の電車通勤のため、駅からそれほど遠くない場所(理想は徒歩10分以内)←夫のため
- 買物が便利な場所←私のため
すごく都合の良い条件ですよね。
今考えると、なんとも短絡的でお粗末な考えだろうと思いますが、当時は真剣そのものでした。
土地探しは難航しました。
マンションがどんどん建設されるエリアで、なかなか戸建て用の土地が出ません。まれに出ても、私たちの予算を大幅に超えたとうてい手が届かない価格だったり、逆に予算には合うけれども狭すぎて家が建つイメージができなかったり。
まったく手ごたえがないまま、2年ほど経ちました。
その間、一度だけ、これは買うべきでは、と手続きを進めた土地がありました。
その土地は、駅から近く、転校の必要もなし。南道路で日当たり良好。私たちが住んでいたマンションのすぐ近くで、売地の看板が立ったその日のうちに問合せて申し込んだため、優先購入権をゲット。
条件の良い土地ゆえに、不動産会社に問合せが殺到し、私たちのキャンセルを待つ人が何組も出たと聞きました。
さて、そこで私と夫は非常に悩むことになるのです。
2年待って、やっと私たちの条件に合い、かつ予算的にもギリギリ買えそうな土地に出会いました。
しかし待てよ。何かしっくり来ないな。何だろう?このしっくり来ない気持ちは…。
なぜか迷う気持ちが出てきてしまったのです。
でも、不動産会社は考える時間をくれません。「待っている方がいるので早く決めてください。来週契約しましょう!」とプレッシャーをかけてきます。
本当に悩みました。
そして夫婦で出した結論は、「買わない」でした。心の底から納得しないかぎり、買うべきではないと判断したのです。
それまですべて私が不動産会社とやり取りしていたのですが、この決断は私にはあまりに重くて、この時ばかりは夫に不動産会社に電話して伝えてもらいました。
断りの電話を切ったあとの私たち夫婦の落ち込みぶりは、忘れもしません。
やはり買うべきだったのではないか。私たちは一生に一度のチャンスを逃したのではないかと、二人そろってしばらく空虚な気持ちになりました。
沈んだ気持ちをまぎらわすために、夫はその日のうちに、ずっと出来なかったスマホの機種変更をしました。あらたにスタートするぞ!と言わんばかりに(笑)。
この決断は正しかった!とのちのちわかるのですが、あの時は二人とも本当に落ち込みましたね。
ちょっとかっこいい事を言いますよ(笑)。
人生の旅は、いつなにが起きるかわかりません。
自分を信頼し、いったん決断したら、たとえその決断が一見間違っているかもしれないと思っても、「過ぎたこと」ととらえて前だけを向き続ける。そうすれば、必ず道が開けるのでしょう。
過去のつらい決断のおかげで、学びが深まり、次こそよりよい決断ができると信じて。
●私たち、どこに住むの?-Phase2 視野を広げるぞ~!
2年かけても私たちに合う土地が出ないのは、「視野を広げて探せ」という神様の声なんじゃないか、と感じました。
そこで当時の最寄り駅からひと駅分、エリアを広げました。この時点ではこどもには言っておりませんが、転校を決心しました。
最寄り駅は大きな駅なので、たくさんの路線が乗り入れています。ひと駅と言っても、候補は数多くありました。
そのなかから、何度か訪れたことがあり、公園や緑地が多い、とある駅にしぼり込むまではそれほど時間がかかりませんでした。
次のテーマは、こどもをどの小学校に通わせるかです。
その駅周辺の小学校は4校ほどあります。住む場所で校区が異なるため、どのあたりの土地を探すか決めるために、まずどの小学校に通わせたいかを決めることにしました。
私はインターネットで、それぞれの小学校のホームページをよく見てみました。歴史沿革、生徒数、教育方針など。
とりわけ注目したのは生徒数です。わが子の性格を考え、いわゆるマンモス校は避け、なるべく生徒数やクラス数が少ない小学校を候補にしました。
また学校周辺の環境も研究しました。どんな施設があるのか、こどもの成長に良さそうな施設なのか、悪い影響を与えそうなものはないかなどにも気を配りました。
最終的にひとつの小学校にしぼり込み、実際に見に行きました。それほど大きな校舎ではないけれども、大きな木々に囲まれていて、四季折々の花や紅葉が楽しめるようになっています。
ここならこどもが楽しく通えるのではと感じ、帰宅して夫に報告しました。夫も賛成してくれたので、これで小学校は決まりました。
■仕切り直して土地探し さあどうなる
通わせたい小学校が決まり、土地探しもスタートしました。
物件情報はほぼすべてインターネットで公開されているため、不動産会社にいちいち足を運ぶ必要がないのが便利です。この時代で本当に良かった、とつくづく思いました。
後日談ではありますが、小学校の転校が決まったあと、気乗りがしていない息子の気持ちを前向きにしたわが家の工夫も、以前のブログに書いてあります。
よかったら参考にしてみてください。
→引っ越し決定!その時こどもは?「転校はいや」を「楽しみ!」に変えたわが家の工夫
次回は、私が実際にやった土地探しの方法をご紹介します。
<次回の家づくり奮闘記>
土地探しの三種の神器-情報・思い・プロの助言 理想のマイホームに必要な視点教えます
最近ワンちゃんも迎えて、ローズ家はますますにぎやかに。
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