一生の買い物である家づくり、なるべく後悔したくはないもの。こだわりを持って注文住宅を建てたローズ家が、3年住んでみて「こうすれば良かった!」という反省点を、赤裸々に公開します。これからマイホームを考える方に、ぜひ知っておいてもらいたい情報が満載です。
わたくしローズの家づくり奮闘記を綴っております。家づくりは、大変ながらも、それ以上に楽しいプロセスでした。ここでのふり返りもつい熱がこもって長くなりがちですが、わかりやすく書けるように気を付けます。個人の価値観などバイアスが入りまくりなところは、ご容赦くださいませ。それでも、どこかのだれかのご参考に、少しでもなれれば嬉しい限りです。
■私の家づくり 反省したこと
これまでわが家の家づくりについて、そもそもなぜマンションから戸建てに住み替えようとしたのかから始まり、土地の探し方~住宅メーカーの探し方~家づくりのこだわりポイントなどを書いてきました。
前回のブログ→作りたいのは「ちょうど良い家」 後悔しないマイホームは常識を疑うことから
家づくりを終えてちょうど3年。住み心地などを含めて、ふり返ってみたいと思います。今回は、「私の家づくり 反省したこと」編です。
■家づくりの反省は「勉強不足」、そして「小心者過ぎた」の2点に尽きる!
■もっと勉強すれば良かった!3つの反省ポイント
まずはずばり、断熱・気密・太陽光発電の3点セット、もっと勉強すれば良かった!
当時は、環境のことを考えての省エネは言われていたものの、今のようにエネルギー価格の高騰から「電気代をなんとかしなくちゃ!」という緊迫感はありませんでした。わが家は自然素材にはこだわったものの、「断熱・気密」にはそれほど強くこだわりは持っていませんでした。
ただ幸いなことに、依頼した工務店が断熱と気密にもずっと注力してきた会社でした。その仕組みに乗っかったかたちで、いわゆる「高断熱・高気密」の家が出来上がりました。なんとなく「高」がついているからいいか、という安心感もありました。
「超高断熱・超高気密」という考えが、すでに世の中にはあったのかもしれませんが、残念ながら私の耳と目には届きませんでした。
そして太陽光発電は、夫の実家からのアドバイスもあり、屋根への影響を考えてつけないことに決めました。
今さらですが、もっと勉強すればよかったなー!と強く思っています。
例えば、超高断熱・超高気密の家とはどういう仕組みか、コストとメリットはどうなのか。それらを比較したうえで、超高断熱・超高気密にこだわるかどうかを決めればよかったかなと思います。
太陽光発電も、屋根への影響などのデメリットばかりではなく、メリットになる面ももっと勉強してから決めれば良かったかもと感じています。
今は、エネルギー面も重要なポイントとして家づくりを考えている方が多いのではないかと思います。もしあまり考えていないようでしたら、ぜひ断熱と気密について情報収集することをおすすめいたします。
たくさん勉強して情報を集めれば、どのような断熱と機密を選べば予算内の費用で快適に暮らせるか、自分たちにぴったりの家はどのようなものか、わかってくるでしょう。
■家の細かい部分、もっとこだわれば良かった!
私はこだわるところはすごくこだわるのに、それ以外のところはあまり気にしない性格(苦笑)。
大黒柱である夫に家づくりを一任され、予算を意識しすぎたところもありました。そのため、オプションをつけることに臆病になっていました。もう少し、遊び心があってもよかったのでは…と、今は思います。
●こだわれば良かった…その1●
例えば、庭。
コンクリートで固めずになるべく土を残したいのと、庭に大きな予算を割きたくないというのが、私たち夫婦の考えでした。なので、庭の設計はなしで、家本体の設計だけを依頼しました。
家の完成直前に良さそうな外構業者に頼み、門扉やフェンスなどを最小限の費用で作りました。その結果、外構工事が終わっても庭は土のまま。インターネットで注文した芝生や庭木を、自分たちで植えて庭を完成させました。
もちろん、家族で汗をかいて、DIYで作った今の庭にも愛着があります。でも、家本体と同時に庭の設計も依頼していたら、もっと楽しい庭になったのでは…という思いも捨てきれません。
●こだわれば良かった…その2●
そして、インテリア。
私が最後の最後まで悩んだ末にあきらめたのは、室内のタイル貼り。わが家のキッチンは壁付きスタイルです。当初はその壁一面に、とても気に入ったタイルを貼り付けようと考えていました。
ですが、オプションのため追加費用になってしまいます。散々迷ったうえで、「これがないと困るか」と自分に問いかけて、「困らない」と結論を出して、あきらめました。
でも、家が完成した直後から後悔しています。
今のキッチンの壁は、真っ白なキッチンパネル。キッチン本体はベージュで、バランスも悪くない。白壁は清潔感があるし、汚れがわかりやすく、掃除しやすいのが良いところ。
それでも、これが一面タイルだったらどんなかんじだったかなと、つい考えてしまいます。
ちなみに私が気に入っていたのは、オリーブグリーンと黄色が基調のスペイン産のタイル。オリーブ畑を連想させるような、色鮮やかなものでした。もしもこのタイルを採用していたら、間違いなく雰囲気が今と大きく異なっていたことでしょう。
オプションは予算ありきなため、どうしても機能的なものが優先されがちです。ひとつくらい情緒面で癒しになる選択肢を入れれば、より快適な暮らしが実現できたかもしれません。
■お風呂に、鏡、カウンター、洗剤ラックはいらない!
私が一番苦手な家事は、風呂掃除です。
鏡の裏側が掃除できないこともストレスですし、カウンター本体や床や壁も掃除しにくいな、と感じています。洗剤ラックを外して、掃除して、また壁に取り付けるのも、本当に面倒。風呂掃除に比べれば、トイレ掃除の方がはるかに楽に感じます。(私だけかもしれませんが…。)
わが家は、キッチン、風呂、トイレなどの水回りは、同じメーカーのもので統一しています。キッチンもトイレも、構造がシンプルで、掃除しやすいものを選びました。
なので、お風呂も付属品をなるべく取り除こうと考えていました。まず、洗濯物を風呂場に干す習慣がないため、標準仕様から浴室干しの竿を削りました。
同じく、もともと標準仕様にあるカウンターもなしにしようと考えたのですが、メーカーのショールームスタッフのすすめに従ったかたちで導入しました。しかし、引っ越し直後から後悔しております。お風呂の付属品のなかでカウンターは特に、風呂掃除のハードルをぐっと上げる要素になっており、激しく後悔です。
風呂掃除が苦にならない方もいらっしゃるでしょうが、私と同じく苦手な方は、熟考の余地ありのポイントです。ショールームスタッフのトークに負けないで、ご自身のケースをしっかり考えて、つける・つけないを決めてほしいと切に願います。
さて、ここまで読んでいる方、ローズの反省点ばかりでネガティブな気持ちにさせたのならお詫びします(汗)。
安心して下さい、家づくりは、後悔したことや反省したことより、良かったことのほうがはるかに多いものです!
次回は、家づくりでやって良かったことを書きます。
最近ワンちゃんも迎えて、ローズ家はますますにぎやかに。
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