実録!理想の家づくり、私はこのように勉強しました!段階別の情報の集め方

マイホーム計画をうまく進めるには、情報収集が大事。業者まかせにせず、自分なりに勉強することもマストです。計画の段階ごとに必要とする情報も変わるもの。理想の家づくりを成功させたローズが実行した、効果的な情報の集め方、勉強のやり方をくわしくご紹介します。

気に入っていたマンションからの住み替えで、少し離れたところに家を建てて暮らし始めて3年が経ちました。もうすっかり今の暮らしに馴染んで、 たまに家族でマンション時代の思い出話をするときには、遠い昔のような、懐かしい感覚を覚えます。

このブログではこれまで、住み替えの理由、土地探しの方法、住宅メーカーの決め方に加えて、家づくりの反省ポイント、満足ポイントをご紹介してきました。

そこで編集部から「情報収集のやり方が知りたい。それを書いたら?」とアドバイスがありました。ならばぜひ!と、今回は視点を変えて、私の家づくりを通しての情報収集の方法や、勉強のしかたを時系列で書かせていただこうと思います。

私はお勉強系は得意ではなく、本当に必要にせまられないと腰が上がらない性格です。そんな私の体験からくる情報や学びは、きっとかなり限られたものだと思います。それでも私の実録が、どなたかの安心感につながるとこのうえなく嬉しいです。

実録!家づくり、私はこのように勉強しました!

【1】住み替えたいな~とぼんやり思っていた時期=フットワークで情報収集

私は、こどもが保育園年長クラスにあがる頃に、フルタイムの会社員をやめて個人事業主として独立しました。

それまではプレッシャーの大きい仕事をフルタイムでこなしながら、ワンオペ育児に家事に、全力疾走の日々。激しく心身を消耗しておりました。忙しさのあまり脳が仕事・育児・家事の3つにほぼ100%支配され、それ以外のことはまったく考える余裕がありませんでした。

独立をはたし、やっと深呼吸ができる!という気持ちになると同時に、ひとつの思いがふと浮かびました。

 一軒家に引っ越したいな~

それまでは友人たちが「郊外で一軒家を建てました!」と嬉しそうに報告してくれても、「すごいね!おめでとう!」とは返すものの、内心は「なんで?都会のマンションのほうが良くない??」と思っていたものです。

そんな私が独立とともに、本当に急に、一軒家に住みたくなったのです。

その時のブログ→条件のいいお気に入りのマンションを手放したわけ~そもそも、なぜ住み替えるの?

そこから、私の情報収集が始まりました。

私は、歩くのが大好き。独立して自由な時間も増えたので、手本になるような素敵なおうちがある街を探すべく、とにかく歩きました。ネットで情報を集めつつ、足で探すわくわくする時間でした。

住んでいたマンションをとても気に入っていたため、最初は近所から始めました。実際に歩いてみると、周りの住宅街の雰囲気がよくわかるもの。そのなかで特に気に入ったエリアがあり、そこに土地が出ないかと隅から隅まで歩いてみました。

今ふり返ると、「住み替えたい」という気持ちはまだどこか揺らいでいた不確かなもので、歩きながら自分の気持ちを確かめていたように思います。

【2】住み替えたい!と本気になった時期=複数の不動産業者に登録するがはたして…

たくさん足で探したものの、気に入った土地はなかなか出てきません。
 
その間、夫とも相談を重ねており、夫婦そろって「戸建てに住み替えたい!」という気持ちが日に日に強くなっていました。
だんだん「歩いて探すだけでは、理想の土地は見つからないな」と考え始め、ようやくプロ(不動産業者)の力を借りる決心をしました。
 
まずは、ネットで見つけた数社に登録して、土地探しを依頼しました。不動産業者からは毎週のように売りに出ている土地に関するレポートが届き、口頭でも報告があります。

しかし、不動産業者のレポートは、ネット検索で探した情報と変わりません…

それもそのはず、インターネットの時代、もはやわざわざ物件情報を隠す手がありません。不動産業者に登録したからといって、とびきりの情報が早々に入ってくるわけではないのです。

とある住宅メーカーの営業担当者から聞いた話では、今や不動産会社も工務店も、顧客と同じく検索エンジンを使って土地情報を収集しているのだそうです。

一歩進んで複数の業者に登録してみたものの、満足できる土地情報にはまったく出会えませんでした。

その時のブログ→2年たっても土地がみつからない!やっと見つけた土地も…私たち、どこに住むの?

【3】頼れるのは自分だとわかった 土地の情報収集、本格始動!

そもそも住んでいたマンションは、ターミナル駅を有する大きな街にありました。もともと住宅用の土地が少ないうえに、非常に高価です。
そこで視野を広げ、「ひと駅離れた郊外で探そう」となったわけです。ここからが本格的な土地探しの段階だったように思います。
 
ネットで良さそうな土地情報を見つけたら、その日のうちに電車に乗って見に行くように。見てみて気になったら、その場で不動産会社に電話。いろいろ質問したり、ときには現場に来てもらって案内をお願いしたり。

不動産業者からの連絡を待つのではなく、自分から積極的に動いて土地を探し始めました。

はっきりわかったのは、土地探しには、決断力、ときには即断力が求められる、ということです。

①良い土地を探している人はたくさんいる
②自分にとっての良い土地は、多くの人にとっても良い土地
③良い土地は、あまり出るものではない

この段階の土地探しの経験から、上記3つを実感することができました。
おかげで今住んでいる土地に出会ったときは、非常に迅速に決断できました。

その時のブログ→土地探しの三種の神器-情報・思い・プロの助言 理想のマイホームに必要な視点教えます

【4】作りたい家は「ご縁」に導かれながら、ひたすら「書籍」から勉強

土地探しは「情報収集」がメインでしたが、家づくりにあたっては、「お勉強」が主でした。

素人なため、最初はわかりやすく「目に見えるもの」の勉強から入ってしまいます。家づくり実例集がたくさん載っている書籍を買ったり、図書館からも何冊か借りました。

家づくりの書籍は本当に数が多くて、どの一冊を選べばいいのか迷いがち。表紙を眺めているとどれも素敵に見えますが、私は自分たちの土地の条件、かけられる予算をいつも頭に置いて選ぶよう心がけました。つまり、現実的に参考になる(マネできる)本を選択するようにしたのです。

わが家の土地はコンパクトサイズで、かつ建物にかけられる予算が決して多くはありませんでした。このことをふまえつつ、まずは購入した書籍から、気に入った間取りや雰囲気の事例を見つけます。それをベースに、私たちならどんなカスタマイズができるか、本を眺めながら夫婦でいろいろと妄想しました。

どうしても気になる建築家の方がいて、連絡先を調べてアポを取り、直接お会いすることもしました。人気の先生なので緊張はしましたが、非常に優しい雰囲気の方でホッとしたのを覚えています。

いろんなお話をうかがい、わが家の予算内に抑えるためには、かなり工夫が必要であることがわかりました。さらに建築家に依頼する場合、一般的に数百万円単位の設計料が発生します。残念ながら予算面で依頼を断念しましたが、大変勉強になる良い機会でした。

そのあとは建築家に依頼せず、住宅メーカーや工務店にお願いする方向に舵を切りました。そして、とある工務店さんの勉強会に参加して、木の家の良さを知ることができました。そこから、木の家や自然素材の家についての本をいくつも読み、すっかり自然素材の家の虜に。

結果、わが家は工務店にお願いして、自然素材の家を建てる選択をしました。

今思えば、依頼はかなわなかったものの建築家の先生にお会いしたこと、木の家の良さを学べた勉強会などが、最終選択の「自然素材の家」へのご縁につながっていたなと感じています。

その時のブログ→いよいよ住宅メーカー探し~見落とし注意!盲点になっていた重要なポイントとは?

【5】建築中も現場で勉強!大工さんや現場監督さんから学んだこと

土地も購入し、建てる家も決まり、いよいよ家の建築を迎えました。
建築中は足しげく現場に通い、大工さんの邪魔にならないよう気を付けながらもなるべく見学させてもらいました。

気遣いあふれる大工さんで、今どの工程をやっているのか、使用している材料やその特長などを丁寧に説明して下さいました。

そういったところは、家が完成してしまうと見えない部分です。作っている最中に見ることができたのは安心につながりますし、なかなか見る機会のない作業工程を見させていただいて、とても良い経験となっています。

その時のブログ→注文住宅で良かったポイント第2弾 家を建てたい人に知っておいてもらいたいこと

まとめにかえて

まとめてみて思ったのは、「家づくりの段階によって、情報収集の方法が変わってくる」ということ。

土地探しや住宅メーカー探しにおいては、主にインターネットでの情報収集。
建てたい家に関しては、イメージや間取り、材質などは、書籍が重要なツールでした。

多くの人にとって、家づくりは初めての経験ではないでしょうか。きっと正解を探りながら進めていくことが多いと思います。

必要なところはプロにお任せしつつも、決定するのは自分自身。自らの知恵を総動員して行う必要があります。そのためには情報収集、そして勉強は不可欠です。

ぜひ面倒と考えずに、新しい情報や知識との出会いを楽しみながら進めていただきたいです。そういった努力はすべて、良い家の一部となって還元されて、住む人を幸せに導いてくれるはずだからです。

ローズ
おカネレコ スマートアシスタンツ
在日歴長く、流ちょうな日本語に加え英語も話せるトリリンガル。スマートな雰囲気の国際結婚ママ。周りを元気にするようなハッピーなエネルギーがあふれているのも持ち味。
最近ワンちゃんも迎えて、ローズ家はますますにぎやかに。
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