皆さんは、家計をどのように管理していますか?
ご夫婦やカップルのどちらかが管理している場合も、家計の把握は共有した方がメリットは大きいです。
とはいえ、手間をかけたくなければ、おすすめは「家計簿アプリ」を活用すること。
今回は、家計簿をアプリで共有するメリットは何か、また共有する際に、どんな「家計アプリ」を選んだら良いのかについてお伝えします。
目次
- 家計を共有する意味を考えよう
- 家計簿を家族・恋人・夫婦で共有するメリット
- メリットその① お互いの無駄遣いが減る
- メリットその② 自分のお金ではなく、「家族のお金」という意識でお金と向き合える
- 家計簿共有を行う方法は「アプリ」がおすすめ
- 家計簿をアプリで共有するメリットを整理
- 手軽にいつでも入力可能
- 共有で家計簿アプリ利用する上でのデメリットも理解しておこう
- 共有機能がある家計簿アプリはどうやって選んだらいいの?
- そもそも共有機能がついているか確認する
- 無料版、有料版でそれぞれ自分が求める機能があるか確認する
- レシート読み取り機能があるものを選ぶ
- 口コミや評価を確認する
- カンタン、シンプルで継続しやすいものを選ぶ
- 一番見るべき要素は継続可能な手軽さ
- スマホアプリで家計簿共有をはじめてみませんか?
家計を共有する意味を考えよう
家計を共有することにはどんな意味があるのでしょうか。
まず挙げられるのは、現在の自分達の家計の状況が可視化できるということです。毎月の収支、貯蓄額などのお金の流れがハッキリと目に見えるようになります。さらに現在の資産状況などに対して、家族で共通認識をもつことができます。
共通認識をもつことができれば、今どのくらいの生活費に抑える必要があるのか、これからどのくらいのペースで貯蓄をしていった方が良いのかなどを、お互いが自分事として一緒に考えて取り組んでいくことができます。
管理されている方が、一方的にお金が思うように使えないストレスを感じたり、不満を感じたりすることも解消されるでしょう。
また、今の家計に課題がある場合も、管理者一人が頑張るのではなく、一緒に解決に向けて動けることも大きな意味があります。
家計簿を家族・恋人・夫婦で共有するメリット
では実際に、家族やカップルで家計簿を共有することで、どんなメリットが考えられるでしょうか。
メリットその① お互いの無駄遣いが減る
支出を可視化することで、どんな支出にいくら使ったのかが明確になります。それにより無駄な出費を見つけ出し、無駄遣いを減らすきっかけとなるでしょう。
結果的に家計の支出が大きく削減できるかもしれません。
メリットその② 自分のお金ではなく、「家族のお金」という意識でお金と向き合える
家族のお金を一つにまとめて管理を一本化することにより「自分のお給料は自分のお金」という意識から、「家族のお金」という意識に変化します。
すると、自分の欲望のまま勝手にお金を使うのではなく、家族がよりよく生活していくためのお金の使い方ができるようになります。
情報共有することで将来の貯蓄目標を話し合うきっかけになるので、一人で節約や貯蓄を頑張るのではなく一緒に目標に向かえます。貯蓄のスピードも速くなるでしょう。
家計簿共有を行う方法は「アプリ」がおすすめ
家計の共有をするには、手書きの家計簿をどちらかが作成して、一緒に確認するという方法もあります。
しかし作成するには多くの時間や手間がかかりますし、計算を自分でしなければいけないので、計算ミスも起こります。
家族にもレシートや支出の記録の協力をお願いするとなると、お互いに負担が大きすぎて、共有することに挫折してしまうかもしれません。
また手書きの家計簿だと、外で買い物中にちょっと今の家計状況を確認したいという時に、すぐ確認することはできず不便を感じることもあるでしょう。
そんな時間や手間のかかる作業、見たいときに見られないという不便さを解消してくれるのが「家計簿アプリ」です。
家計簿をアプリで共有するメリットを整理
家計簿アプリは日々の収支の記録や資産の管理をするためにとても便利なツールですが、実は家族で家計を共有するためにも、家計簿アプリはとても便利です。
今まで家計簿をつけたことのない人にこそ、おすすめです。
では、家計簿アプリで家計を共有するメリットは何なのか、具体的なメリットを整理してお伝えします。
手軽にいつでも入力可能
なんといっても家計簿アプリで家計を管理するメリットとは、従来の手書きの家計簿に比べ、入力が非常に簡単であるということです。
スマホで家計簿アプリの画面を開けばすぐに入力できるので、外出時のスキマ時間を活用して入力する、買ったその場で入力するなど、記録の付け忘れを防ぐことができます。
「家計簿アプリ」の中には、共有機能がついているものがあります。
アプリをお互いに自分のスマートフォンやタブレットへダウンロードする必要がありますが、自分の端末からアプリにアクセスして入力するだけで自動連携され、相手も同じ家計簿を即座に確認することができるようになります。
手書きの家計簿では実際の支出した後に記録をし、それを家族に見てもらうまでにだいぶ時間を要することもありますが、アプリを使った共有なら、入力を完了した時点で共有も完了したことになるので手間いらずとなります。
お互いが都合の良いタイミングに、最新の状況を確認することができます。
共有で家計簿アプリ利用する上でのデメリットも理解しておこう
ここまで家計簿アプリで家計を共有するメリットをお伝えしましたが、状況によってはデメリットを感じるケースもあります。導入に迷っている方は、デメリットも理解した上で決めましょう。
まず、操作を基本的にスマホ上で行なうので、元々スマホの操作に不慣れの人にとっては使いにくいと感じるかもしれません。操作画面も小さいので、画面に入力した数字の確認がしにくい、1ヶ月のリストを一画面に表示できないのがデメリットとなります。
また、銀行口座やクレジットカード情報を連携する機能を使う際に、情報漏洩のリスクが気になる方もいるでしょう。
1年以上前の記録が消えてしまうものもありますので、長期間の記録をとっておきたい場合は自分でバックアップを取る必要があります。
共有機能がある家計簿アプリはどうやって選んだらいいの?
現在「家計簿アプリ」は何百もあると言われており、その機能やデザインは千差万別です。その中で自分の家族間で家計を共有していくには、どのアプリが一番適しているのかを選ぶことが、家計共有の第一ステップとなります。
ここでは、どの基準でアプリを選んだら良いのかのポイントをお伝えします。
そもそも共有機能がついているか確認する
家族で家計の情報を共有することが目的なので、複数名で共有できるタイプのアプリを選ぶことが大前提となります。
中には共有機能が備わっていないアプリもありますので、実際に使う前に、共有機能がついているかどうかの確認を必ずしましょう。
共有できるアプリは、会員登録してIDとパスワードを作成し、それを2人で管理することで同じアプリを使うことができるという仕組みになっています。
無料版、有料版でそれぞれ自分が求める機能があるか確認する
家計簿アプリの多くは、無料版の機能だけでも十分家計管理ができます。
しかし家計管理をもっと詳細に管理したい、過去のデータをアプリ上で分析したいという場合には、有料版で提供される追加の機能を使った方がより望み通りに管理できます。
有料版を使用する際には、月々300~500円程度の使用料が発生しますので、まずは家計簿アプリに求める機能を決めた上で、使用料を払う必要性があるかどうか検討しましょう。
無料版で試してみて、無料版の機能だけでは満足できない場合は有料版を導入するというステップを踏むのがおすすめです。
レシート読み取り機能があるものを選ぶ
共有機能のあるアプリを見つけたら、さらに「レシート読取機能」があるものを選ぶと入力がとても簡単になります。
レシート読取機能とは、レシートをスマホのカメラで撮影するだけで、日付や品目や金額などを自動入力してくれる機能です。
さらにレシート情報から購入したお店の情報なども読み込んで、支出のカテゴリー分けまでしてくれるアプリもあるので、入力の手間がほとんどかかりません。
口コミや評価を確認する
インターネットには、家計簿アプリの比較サイトや使い勝手をレポートするサイト、口コミサイトなどで多くの情報が発信されています。
機能の比較表や、実際にアプリを使っている人達の感想などの情報を参考にしながら、自分にとって使い勝手のよさそうなアプリを選ぶようにしましょう。
また機能だけではなく、ユーザーからの評価もチェックするようにしましょう。多くのユーザーから支持されているアプリは、機能や使い勝手が良いものが多く、長期にわたり使い続けられる可能性が高いと言えるでしょう。
カンタン、シンプルで継続しやすいものを選ぶ
いくら便利な機能が沢山あったとしても、複雑すぎて使いこなせない、手間がかかって続けられないようでは本末転倒です。家計を継続して記録をつけてこそ、共有して管理する意味があります。
また共有する家族にとっても、カンタンでシンプルなほど、負担が少ないので協力を得やすくなります。
まずは家計簿アプリを継続して使っていくことを第一の目標に、なるべくカンタンに操作ができるもの、画面の表示がシンプルでわかりやすいものを選ぶと良いでしょう。
一番見るべき要素は継続可能な手軽さ
以上、家計簿アプリの選び方のポイントをお伝えしてきましたが、家計を共有するにあたって一番大事なことは、家族皆で家計管理を続けていく環境を作るということです。
続ける環境を作るには、忙しい日常の中に、いかに手軽に家計管理を組み込めるかということになります。
よって、家計簿アプリ選びにあたっては、手軽さを一番に考えていくことが家計の管理・共有を続けるポイントとなりそうです。
例えば、<2秒かんたん家計簿>がキャッチフレーズの「おカネレコ」は、文字通りシンプルなデザインで入力が簡単です。
入力した情報を確認するのもワンタップで、月の収支がカテゴリーごとに分けた円グラフで表示され、内訳が一目でわかりやすく作られています。
また、カテゴリーごとに支出明細を日付順に確認できるので、ムダ使いチェックもしやすいです。カレンダ―表示でいつ・いくら使ったのかもワンタップで確認できるという手軽さです。
実際、「おカネレコ」の利用者の
・97%が、少なくとも一週間に一回利用、61%の利用者が毎日利用
・51%が1年以上利用、68%の利用者が半年以上利用
というデータ※もあり、継続できていることがわかります。(※スマートアイデア調査)
スマホアプリで家計簿共有をはじめてみませんか?
今回は家計簿アプリを使って、家計を共有するメリットや、実際に家計簿アプリを選ぶポイントについてお伝えしました。
家計を共有し家計の現状を把握することで、家族のお金を一緒に管理するという意識が高まり、お金の使い方の見直しや家族共通の貯蓄目標を持ちやすくなります。その結果、家計改善や貯蓄が増えるなどの効果が見込めるので、家族の喜びにもつながります。
家計簿アプリは、手間や煩わしさにより、従来の家計簿の管理では難しかった家計の共有のハードルを下げ、非常に取り組みやすくなりました。
家計簿アプリと一言でいっても数が多く、それぞれ特徴があります。
これを機に、まずは無理なく始め、無理なく続けられるアプリを選び、家計簿共有の第一歩を踏み出してみませんか。