こだわりの家を建てて3年、良かった点を住み心地を含めて大公開。せっかく戸建てに住み替えるなら、マンションとはまったく違う、自分たちらしい家を作りたい。「建てて良かった」を実現したポイントとは?これから家づくりを考える人へ、たくさんのヒントをお届けします。
わたくしローズの家づくり奮闘記を綴っております。家づくりは、大変ながらも、それ以上に楽しいプロセスでした。ここでのふり返りもつい熱がこもって長くなりがちですが、わかりやすく書けるように気を付けます。個人の価値観などバイアスが入りまくりなところは、ご容赦くださいませ。それでも、どこかのだれかのご参考に、少しでもなれれば嬉しい限りです。
■私の家づくり 良かったこと
わが家の完成から3年。家づくりをふり返ってみて、前回は反省点をまとめました。
前回のブログ→家づくりを考える人、必読!注文住宅を建てて3年、後悔・反省していること
「反省したこと」編に続き、今回は「私の家づくり ここが良かった!」編をお送りいたします。
■良かったことはたくさん!
まずは、当初の目標の「マンションの延長線上ではない家」を実現したこと
私たち家族の家づくりの目標は、「マンションの延長線上ではない家」をつくること。
それまで住んでいたマンションをたいそう気に入っていたため、引っ越しで後悔しないことを目指しました。そして数々のご縁に導かれて、目標どおりの家を作ることができました。これがなによりも一番良かったポイントと言えます。
以前のブログでも少し触れてはいますが、「マンションの延長線上ではない」の意味を、もう少し分解してふり返ってみようと思います。
●完全自由設計で、家族の価値観を反映した暮らしやすい間取りを実現
私は「料理を作る、食べる」をひとつのカテゴリーと考え、キッチンとダイニングを同じ空間にしました。
そして「くつろぐときにはキッチンやダイニングを見たくない」という主婦の心理から、リビングを別の空間に。間に階段を設け、階段まわりを回れるようにしたことで、食の空間とくつろぎの空間を分けつつも使い勝手の良い間取りとなりました。
階段を中心に設置されたダイニング・キッチンとリビングの間も、そのほかの空間との間にも、扉は設けませんでした。天井までの開口部のみでざっくりゾーニングしています。おかげでどの空間にいても視線が抜ける効果があり、実際の面積よりも広く感じます。
暮らして3年、この間取りは機能的で楽しいと感じます。
わが家はダイニング・キッチンとリビングはそれぞれ8帖、その間の階段スペースは2帖ほど。いわゆるLDKで換算すると、計18帖になります。
キッチンも含めてなので、さほど広いほうではありません。ダイニング・キッチンとリビング、それぞれを閉めきった空間にしたならば狭苦しく感じたでしょう。
各空間にいくつもある開口部のメリットは、視線が抜ける効果で狭く感じないだけではないようです。開いた空間をぼんやり眺めていると、気持ちが落ち着くな、と感じます。
ダイニング・キッチン、リビング、そして書斎と、気分によって居場所を変えられることで、自宅にいながらもリフレッシュができます。
こちらは、ダイニングからリビングを見る写真。
階段前のスペースでダイニングとリビングがつながっており、きゅうくつに感じません。
リビングの左奥は書斎、またダイニングの左奥は洗面・風呂とトイレ。それぞれの間は天井まで開口しているため、実際より広く感じられます。
2階については「寝るためのスペース」と明確に位置づけして、シンプルに設計してもらいました。収納なしの寝室3部屋+収納部屋というあんばいです。
●選んで良かった 自然素材の家は、快適そのもの
わが家は、基礎、建物本体、そして断熱材にいたるまで、すべて自然素材を採用しています。
断熱材はセルロースファイバー、内装は漆喰です。1階の床はヒノキの無垢材、2階はスギの無垢材を貼りました。
引っ越した直後には、それはそれはさわやかな木の香りを堪能したものです。朝はスギの香りで目覚め、日中はヒノキの香りを浴びて生活する。なんとも贅沢な暮らしだと思いました。
ちょうどそのころから新型コロナの影響が拡大し、第1次緊急実態宣言が発令されました。急きょ夫も私もテレワーク、こどもの学校も休校になりましたが、この新しい家のおかげで楽しい在宅生活を過ごせました。
漆喰の家は、静電気がおこりにくく、空気中にほこりが舞うことが少ないので、空気が澄んでいるように感じます。(掃除をするとそれなりに汚れはとれます。汚れがほこりになって浮遊せず、床に落ちるようです。)家のすみにほこりが綿(ワタ)のようにたまることもなく、掃除がしやすいのが嬉しいです。
そして、断熱材のセルロースファイバーは、主婦の強い味方!
私たち家族の経験ですが、防虫効果のあるセルロースファイバーを使った家は、蚊がそもそも入ってこないようです。引っ越してこのかた蚊に刺されたことがなく、虫よけ対策を気にする必要がありません。ほかの虫も、みんな大嫌いなあの虫も…同じだと感じています。
もうひとつ感じている効果は、洗濯物を室内干ししても、どの季節も乾きやすく、嫌な匂いも一切しないことです。これは、家全体が自然素材なのに加え、気密性の効果もあるのかもしれません。
以前のマンションでは、梅雨の時期の室内干しにほんとうに悩まされていました。でも今や梅雨どきでも、寝る前に室内に干しておけば、朝には乾いています。厚手のバスタオルなどのみさらに半日かかることもありますが、ただ放置しておくだけで匂いなどの心配はなし。
これで、梅雨の季節の洗濯物干しのストレスから解放されました。
●戸建ては、中型犬・大型犬が飼える!
中型犬・大型犬に興味がない方はスルーしてください(笑)。
マンション時代から、「飼うなら中型犬」となぜか決めていた私。
昨年春、念願かなって中型犬レディを家族に迎えました。元保護犬で野犬の仔犬でしたが、とてもりこうで賢く、甘え上手な子です。
わが家の真ん中に位置する階段。今この階段周りを最も愛用しているのは、レディです(笑)。
朝・夕の散歩だけではもの足りないのか、食後に遊びを誘ってきたと思いきや、猛ダッシュ!階段をぐるぐると回って、お兄ちゃん(注:息子のこと。お兄ちゃんと言っても、今やレディに部下扱いされています、笑)と追いかけっこして遊んでいます。
マンションはペット可のものでも、飼える動物のサイズ制限があるところがほとんどです。実質、犬は小型犬までしか迎えられないケースが多いと思います。
戸建てを選択したおかげで、希望していた中型犬との暮らしを実現できました。楽しそうに遊ぶ息子とレディを見ていると、この家を建てて本当に良かったな、とこちらも嬉しい気持ちになります。
新しい家が、こどもに与えた良い影響はほかにもあります。
今回だけでは語りつくせなかった家づくりで良かったことを、次回のブログにまとめてみたいと思います。
最近ワンちゃんも迎えて、ローズ家はますますにぎやかに。
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