上手に家計見直しをするにはどうしたらいいの?そんな疑問にお答えする、家計簿セルフコンサルティングのすすめです。まずは明るい未来を想像するのが大事。自分でやるから無料。たった3つのステップで、無理なく効率的にできるセルフコンサルティングを徹底解説!
家計費の見直しを考えているあなた、家計簿のセルフコンサルティングをしてみませんか?
コンサルティング?そんな大げさな…と思うのは大間違い。家計費だって、おおいにコンサルティングの対象になります。
企業や店舗は、経費をはっきりさせないと企業活動は維持できません。家庭もしかりです。一人暮らしをふくめ、家庭だってひとつの経済体ですから、出費の把握が必要です。
「なに」に、「いくら」使って、その結果「なに」を得られるか。これは家庭でも定期的に問いかけ、はっきりさせる必要があるのです。
特に今年は、生活必需品全般に値上げの嵐が吹き荒れており、まだ当分は続きそうです。まさにいま、家計費の点検を行うことをおすすめします。ファイナンシャルプランナーにコンサルティングをしてもらえると一番良いでしょうが、なかなか気軽に頼めない方が多いのではないでしょうか。
そこでぜひ、自分で行えるセルフコンサルティングを実践していただきたいと思います。このセルフコンサルティングの考え方やプロセスをお伝えします。
目次
■ステップ1 まずは、ウオーミングアップ!明るい未来を想像しましょう。
今および将来、こうありたい自分と家族の姿を想像しましょう。心が弾むような、楽しいことを計画するのです。ネガティブなことは、いったん頭から追い出してください。
楽しい計画を考えるだけではすぐに忘れてしまうので、文字に書き起こすことをおすすめします。それは将来のビジョンです。日常的に目に入るところに貼れば、きっと見るたびに楽しい気持ちにさせてくれるはずです。
「願えば叶う」の力を信じましょう。家計費の見直しは、ときには苦しみもともないますが、この明るい将来のビジョンが、いまの努力のエネルギー源になってくれます。
一例として、私が書き出したビジョンをお見せします。
こうありたい将来の姿を想像するときは、明るく楽しいことだけ考える。
・実現できないかも…など、ネガティブなことは考えない。
・自由な発想で、理想の未来を描く。
考えたことは、文字に書き起こす。
・忘れてしまうのを防止する。
・意識に定着させる効果がある。
目につくところに貼り、いつも思い出せるようにする。
・明るい将来のビジョンに、モチベーション維持を助けてもらう。
・図や絵を使ったり、書き加えたり、とにかく楽しく。
■ステップ2 家計費の点検には家計簿がマスト
●まずは家計簿で現状把握 アプリがおすすめ
まだ家計簿をつけていない方は、ぜひつけていただきたいと思います。1か月だけではイレギュラーな出費の見極めができないので、2~3ヶ月はつけてみた方が良いでしょう。最初は難しく考えないで、現状把握ぐらいの気持ちでトライしてみて下さい。
紙の家計簿でも良いのですが、スマホでらくらく入力できる家計簿アプリがおすすめ。家計簿アプリを選ぶ際は、とにかく簡単、楽、安心なものを選ぶこと。まずは「簡単」がコンセプトのアプリをひとつダウンロードして使い続けてみることをおすすめします。
●シンプル操作が魅力 2秒家計簿おカネレコ
手前みそで恐縮ですが、弊社のおカネレコは
・簡単で迷わない
・個人登録不要ですぐに使える
・集計が簡単で見やすい
・カスタマーサービスが充実していて、質問に速やかに対応してくれる
といった特徴から、のべ480万のダウンロードを誇っております。
長年愛用されているユーザーさんが非常に多いので、ぜひ一度ダウンロードして使ってみていただきたいです。
紙の家計簿より、家計簿アプリの方がつけやすい。
・「簡単」を売りにしているアプリを選んで、つけ始めのハードルを下げる。
・おカネレコはシンプルに始められておすすめ。
とにかく2~3カ月つけてみる。
・つけるだけでも、お金の意識が変わるのが実感できるはず。
・ここまで来たら、セルフコンサルティングの準備が完了!
■ステップ3 家計費の棚卸しをしましょう
●カテゴリーわけが大切、あとの棚卸しをぐっと楽に
棚卸しには、出費のカテゴリーわけが非常に重要です。「生活必需品か否か」の視点を持ったカテゴリーの立て方をおすすめします。
人によって必需品とそうでないものの境界線が異なると思うので、それぞれの家庭の価値観で考えると良いでしょう。先に書いた将来のビジョンに照らし合わせながら行うと、どれが本当に必要な出費か決めるのを助けてくれます。
ちなみに私の場合は、「食費」を必需品のみにしており、愛飲しているビールを「外食、酒、お菓子など贅沢品」のカテゴリーに入れています。外食やお酒、お菓子は「贅沢品」で必需品でないと認識していて、同じひとつのカテゴリーに入れて管理しているのです。毎日ビールやお菓子を買うとあっという間にこのカテゴリーの出費が増加するし、外食は一回でも大きく増えてしまうので、危機感を持って管理できています。
●予算オーバーしているところをチェック、見直しにつなげる
棚卸しができたら、おのずと出費全般が見えてきます。家計全体の予算が守られ、カテゴリーごとの出費も計画内であれば、成功した家計と言えるでしょう。予算オーバーを未然に防ぐためにも、定期的に、例えば3ヶ月に一度点検したほうが良いと思います。
問題は出費総額の予算オーバー、あるいはカテゴリーごとの予算オーバーがあった場合です。オーバーした分は減らしていきたいですよね。
まずは必需品でないグループのカテゴリーを精査することをお勧めします。私も外食の回数が増えて「外食、酒、お菓子など贅沢品」カテゴリーが大幅に予算オーバーしたことや、バッグの衝動買いで「予備費」カテゴリーが著しく予算オーバーしたことがあります。出費増の原因がわかれば対策が簡単です。この場合は外食の回数を抑えること、そして衝動買いをなくすことですよね。
「少し我慢すること」や、「衝動買いしそうになったら、いったん売り場を離れて家計簿を確認すること」を心がけるようにしています。
●棚卸しの結果、増額するカテゴリーもあってOK
一方、棚卸ししてみて、あえて予算を増額するカテゴリーもあって良いと思います。この場合も将来のビジョンが、判断の手助けになるでしょう。
わが家の例で言えば、最近夫のお小遣いを5000円アップしました。コロナが下火になりオフィスへ通う回数が増え、昼食を外で食べる回数が増えたのが理由です。
来月はさらに5000円アップしようかと思案中です。中間管理職の夫に、テレワークでなかなか会えずにいた後輩を誘ってお茶をごちそうしてもらいたいと思っての増額です。夫のほうが稼ぎが多く、一家の大黒柱なので、気持ちよくスムースに仕事してほしいのです。そのためのお小遣い増額は投資と思って積極的に行っております(笑)。
自分に合ったカテゴリーわけが、あとの棚卸しを楽にしてくれる。
・「生活必需品か否か」でカテゴリーを決めるのが有効。
・迷ったら将来のビジョンに照らし合わせて、必要な出費かどうかの見極めを。
棚卸しで予算オーバーをチェックし、見直しを考える。
・必需品でないカテゴリーから取り組むと、見直しが楽に。
・減らすばかりではなく、必要な予算の増額もあっても良い。
ポイントを交えながら、家計簿のセルフコンサルティングのやり方をご説明いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
漫然と「節約しなきゃ…」「見直ししないとダメかな…」と思っているだけだと、家計管理がつらくなります。
【ステップ1】 楽しい将来のビジョンをたてる
【ステップ2】 家計簿で今の状態を記録する
【ステップ3】 楽しいビジョンに合わせて棚卸し
の3ステップで、明るい気持ちで家計管理に取り組んでいただきたいと思います。
なにより、セルフでやればコンサルティングも無料!
ぜひみなさんに試していただきたいと思います。
■この記事のまとめ
●ステップ1
- 最初にこうありたい将来のビジョンを書き出します。明るい未来を目標にすれば、家計費の見直しが楽しくできるようになります。
●ステップ2
- 家計管理に不安を覚えたら、まずは家計簿をつけるのが大事です。まだの方は、ぜひ2~3カ月を目標につけてみて下さい。
- 簡単ですぐに始められ、カスタマーサービスもいきとどいた家計簿アプリおカネレコをおすすめします。
●ステップ3
- 「生活必需品か否か」を意識したカテゴリーだてが、減らす項目、減らさない項目の見極めに役立ちます。
- 2~3ヶ月分の家計簿をつけたら、一度棚卸ししてみましょう。カテゴリーごとの出費を見直して、出費を減らしたい項目を見つけます。出費内容を見ながら、減らし方を考え、実践に結びつけます。
- 一方で、増額した方がよいカテゴリーがないかもあわせて見てみると良いと思います。増額を検討すべきカテゴリーがあるなら、家計全体の予算やほかのカテゴリーとの兼ね合いも見ながら増額を行いましょう。
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