家づくりのための土地選びには、これが大切!満足いくマイホームを実現したローズが、実体験から語る土地探し成功のコツです。気づかなかった重要なチェックポイントや、迷ったときの判断の方法、具体的に細かく公開いたします。理想の土地探し、ぜひあなたも!
3年前に引っ越した、わたくしローズの家づくり奮闘記を綴るシリーズです。
家づくりは大変ながらも、それ以上に楽しいプロセスでした。思い入れがある分、ここでの振り返りもつい熱がこもって長くなりがちですが、わかりやすく書けるように心がけます。
個人の価値観などバイアスが入りまくりなところは、ご容赦くださいませ。これから家づくりを考えるだれかの参考に、少しでもなれば嬉しいかぎりです。
■土地探しの三種の神器–「情報」・「思い」・「プロの助言」
前回は、私たちが土地を探すエリアを決めるまでのプロセスをご紹介しました。
住み慣れた都市部の駅からひと駅分選択肢を広げることにした経緯、そしてどの駅のどのエリアに住むかを決めるまでです。
→2年たっても土地がみつからない!やっと見つけた土地も…私たち、どこに住むの?
ここまで来たら、次は良い土地と出会うのみ!
まず以前あげた土地探しの条件を少し修正し、次の4つのポイントを決めました。
- 夫の電車通勤のため、駅から徒歩10分以内の場所←夫のリクエスト
- 小学校まで徒歩10分以内で、通学路がなるべく安全な場所←こどもからのリクエスト
- 徒歩圏にスーパーがある場所←私の希望
- 願わくば、ほんの少し植栽用のスペースが取れる広さの土地
駅や小学校までは10分以内という具体的な数字をあげましたが、スーパーは多少距離があってもOKとしました。
自転車でも行けるし、私は歩くのが苦にならない性格。荷物を抱えて10分以上歩いても平気なので、そこは具体的にせず、夫とこどものリクエストを優先にしました。
植栽スペースの希望を入れたのは、夫も私も田舎育ちのため。少しでも土を感じられる、ホッとできる生活をしたいと考えたからです。
さて!ここで賢明なみなさんはお気づきのことでしょう(笑)。
日当たりのこととか、接道のこととか、大事なポイントがいくつも抜けています(汗)。
はい、そうなんです。都市部で待てども待てども希望の土地に巡り合えなかった私たちは、土地を探す目がまったく肥えていませんでした。そのため知識と情報が、圧倒的に不足していたのです。
●学び(反省):土地探しにはさまざまな視点があることを知るべし!
駅・学校・スーパーまでの距離は、現地に行かずとも地図を見ればすぐわかります。しかし、ただ距離的条件だけ見ていると、のちに後悔する可能性もあることに気づかなければなりません。
「距離」以外の大事な条件があるのです。それは…。
●その1 地盤
東日本大震災の際、液状化現象が大きな問題になりました。ぜひ、目当ての土地の地盤を調べてみましょう。
液状化だけでなく、地震のときの揺れの大きさや、家屋倒壊の可能性を知ることができます。
また、海抜何メートルかや、河川からの距離も大切です。海や大きな川に近くなくても、雨が降ったときの内水被害の危険性も知っておいた方がいいでしょう。
大雨による浸水被害には、河川があふれておこる外水氾濫と、川の水位があがったせいではけなくなった水がたまっておきる内水氾濫があります。
内水の氾濫による被害は、都市部を中心に増えています。ゲリラ豪雨などで急激に排水路などに流れた水が、川の水位上昇で行き場を失い、あふれてくるというものです。
川の近くでなくてもおこる水害なので、注意が必要です。
よく抜けがちなのは、土地の以前の姿のチェックです。昔も宅地だったのか、あるいは川や沼地を埋め立てて、家屋造成にあてているのか。
幸い今はインターネットの時代。ネットを駆使すれば、これらの情報を手に入れられることがほとんどです。
私はこのような点を最初から意識できていたのではなく、プロからのリマインドで気づきました。土地探しをしている方は、最初から地盤について意識を持つことをおすすめします。
●その2 日当たり
自分の体験から、マンションから戸建てに住み替える場合、日当たりに関してなかなか感覚をつかみにくいのかもと感じます。
というのも、マンションはある程度の階数以上は、南に面してさえいれば日当たりが良い場合が多いのです。そのため、戸建ての日当たりを想像する感覚が鈍いのではないかと思いいたりました。
私は、まさにそうでした。比較的低層階に住んでいましたが、日当たりが抜群で、それが当たり前と思っていたのかもしれません。
おまけに夏の手前に土地を見始めたことも、見逃しポイントにつながりました。夏は太陽の高度が高く、見に行ったどの土地もお日さまの光がさんさんと照らしていました。
なんとなくどの土地も日当たりは大丈夫だと誤った感覚を持ってしまい、正直そこにこだわって土地を探しませんでした。
特に最初に見た土地は、狭いうえに南に3階建ての隣家が建っていたのに、日当たりについていっさい疑念を持ちませんでした。土地に足を運んだときは夏場で、更地いっぱいに光が降り注がれていたからです。今考えると、本当に危ない探し方をしていました(汗)。
✔日当たりを見極めるポイント✔
夏の日当たりはあてにならず!真冬の日当たりを見るべし!
しかし、夏に候補の土地を見つけた場合、冬まで土地が売れずに待っていてくれるわけではないですよね。そこでインターネットの出番です。
日当たりのシミュレーションをしてくれるツールが、ネットにあるんです。興味のある方はぜひ、探してみてください。
建てる家の大きさ、高さ、隣家との距離や位置関係などを入力すると、知りたい日時の日当たり状況を教えてくれる、とても頼もしいツールになっています。
実は私は、土地を購入してからこのツールを知り、時すでに遅しでした(笑)。それでもすごく面白くて、一時はまっておりました。
●その3 周辺環境
①人
初めて住む場所は勝手がよくわからず、心細いものです。最初のうちは、ご近所さんのお世話になることもあるかもしれません。でも、どんな人が住んでいるのか事前に知るのは、なかなか難しく思えますよね。
土地探しの段階から、周辺にどんな建物があり、住宅がどのくらいあって、どんなタイプの住居でどのような人たちが暮らしているのか、わかるかぎり確かめてみましょう。この意識を持って自分で足を運んでこそ、わかるものがあると思います。
そしてご近所さんと目が合ったら、ぜひあいさつしましょう。自分たちが新しい住民となった場合、歓迎してくれそうな人かなんとなく感覚でわかります。
あいさつできなかったとしても、住んでいる方たちの雰囲気がわかると、自分がここで暮らした場合を想像しやすくなるでしょう。
目を合わせニッコリとあいさつを交わしてくださる、この地を好きで、かつ誇りに思って住まわれているんだなと思える人に複数出会えるならば、きっと良い地域だろうと私は思います。新しい住人を暖かく迎え入れてくれるのは、そんな場所ではないでしょうか。
②道路
土地に接している道はどんなものなのか、車を使用するなら停めやすいかどうか。
また車の通行量はどうか、騒音は大丈夫か、歩道が備わっているか。
接道をチェックするポイントもたくさんあります。難しいこと、わからないことがあれば、遠慮なく不動産会社のスタッフに聞いてみてください。
③周辺の住居
隣はどんな家屋なのか、特に南側の家との位置関係はどうなのか、目当ての土地の日当たりへの影響はどうかを見てみましょう。
また自分たちの利益のことだけでなく、この土地で家を建てた場合、まわりの家に著しく不利益をもたらさないか、それでご近所関係を悪くしないか、などなども想像しながら観察するといいと思います。
近くにどんな施設があるのかも調べましょう。自分たちの暮らしを具体的に想像しながら調べると、イメージがわきます。例えばこどもがいる場合、習いごとができる場所が近所にあれば、送迎がグッと楽になって嬉しいですよね。
●その4 感覚
上にあげたことの集大成になるかもしれませんが、「私、ここに住みたい!」と強く思うかどうか。これは本当に大事だと思っています。
条件に合っているのに、しっくりこない時もあります。逆に条件が少し劣っていても、「ここに住みたいな」という感覚を強く覚える時もあるでしょう。
自分の感覚を大事にして、「なぜそう思うのか」を掘り下げてみても良いかもしれせん。自分でも気づかなかったポイントが見えてくるかもしれないです。
●ついに出てきた希望の土地 4つの候補からひとつにしぼれ!
さて、時はコロナ前。まだリモートワークだの、移住だの、叫ばれていない時。
郊外で探しさえすれば、ふつうに土地の候補がいくつも出てくるころでした。私たちにも、4つの候補の土地が出てきました。
これは、4つの土地候補の特徴をかんたんにまとめたもの。(注:青字は良いところ、赤字は懸念したところ)
良い点と心配な点、それぞれ異なっていました。
この4つのなかで、私たち夫婦の意見が割れました。
夫は予算重視で、予算ぴったりのBが推しでした。(それもそうです。主なローン返済者は夫ですから!)
一方で私は、小学校まで少し遠いこと、幹線道路沿いで安全面や騒音、ほこりが心配なことからBを推さず、ダメなところがひとつもないCを推しました。
夫はなかなか私の意見に賛成してくれません。ローンの主な支払者である夫の意見はもちろん大事。でも、私も夫の意見に賛成できない点がある。これには困りました。
そこで、工務店2社の担当者に相談してみることにしました。土地探しと並行して家づくりの情報収集もしていたなかで、お付き合いができた工務店があったのです。
そしたら、みなさんそろって、C推しではないですか!
プロに弱い夫(笑)もこれで快く納得し、私たちの土地がとうとう決まったわけです。
なぜBよりCなのか、個々の細かい条件にもよりますので、ここでは割愛します。ですが、もしも複数の候補で困った場合、ぜひプロの方に相談することをおすすめします。
素人が思いもしない視点からの土地の見かたを教えてくれるので、ほんとうに助かります。
さて、これでローズ家の土地探しは無事に終了。次はいよいよ、家本体のことを考えることに。
次回の家づくり奮闘記では、住宅メーカーの探し方をお書きします。
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