
実は東京都にも「田舎」がたくさんある
東京と聞くと、ビルの立ち並ぶ都心を思い浮かべる方が多いと思います。 でも、東京都の多摩地域や島しょ地域には、都心から近いにもかかわらず、人口減少や過疎化が進んでいる地域がたくさんあります。 私はもともと、奥多摩の大自然が大好きでした。電車に2時間ほど揺られるだけで、あの圧倒的な自然の中に行ける——そんな環境に、ずっと憧れていたのです。 奥多摩町、あきる野市、青梅市、日野市、東村山市、そして檜原村。さらには青ヶ島や三宅島をはじめとする伊豆諸島、小笠原諸島まで。「東京の田舎」の選択肢は、想像よりずっと豊富でした。方法①|まずは「東京たましま移住定住ポータル」をLINE登録すべし
最初の一歩は、情報源を押さえることです。 東京都(総務局)が運営する公式サイト「東京たましま移住定住ポータルサイト」。ここに、多摩・島しょ地域への移住に関する情報がぎゅっと集約されています。 移住相談の窓口、体験ツアー、移住定住セミナー、出張相談会——必要な情報が、ほぼここで揃います。 そして見逃せないのがLINE登録。友だち登録をしておくと、ツアーやイベントの最新情報が手元に届きます。まずはここからスタートするのがおすすめです。 ▶ 東京たましま移住定住ポータルサイト方法②|東京都の”無料で参加できる”移住ツアーに行ってみるべし
ポータルで私が一番おどろいたのが、参加費のかからない移住体験ツアーがたくさん用意されていることでした。 大きく分けて、2つのプログラムがあります。 ひとつは「暮らし体験・空き家見学ツアー」。地域の生活や文化を体験し、空き家を見学しながら、住んだあとの暮らしを具体的にイメージできるツアーです。 もうひとつは「地域交流ワーケーション体験ツアー」。地元の方や企業と交流しながら、働きつつ地域とつながる体験ができます。 私は多摩地域のツアーには、ずいぶんたくさん参加させてもらいました。なかには、ふだんなかなか足を運べない島へのツアーまであって、東京都の本気度に驚かされたものです。 (※ツアーの内容・参加条件・費用は時期によって変わります。最新の情報は必ず公式サイトとLINEでご確認ください)⚠️ ひとつだけ、大切なお願い
この移住ツアーは、東京都が過疎化という課題を本気で解決しようと、税金(予算)をつけて行っている事業です。移住や二拠点生活を真剣に考えている方のためのもの。「無料だから観光がてら」という気持ちでの参加は、どうか控えていただけると嬉しいです。

方法③|お気に入りの場所に通って、関係をつくるべし
ツアーは、場所との出会いの「きっかけ」にすぎません。本当に大事なのは、そのあと気に入った場所に通い続けることだと思います。 私がツアーのおかげで出会えたのが、檜原村にある、とてもおしゃれなコワーキングスペース「Village Hinohara(ヴィレッヂ)」です。 ここは、都市と山間地を行き来する人たちのための「関係人口拠点」。川のせせらぎが聞こえる木のぬくもりある空間に、コワーキング、宿泊、そしてお茶摘みや林業、梅仕事といった季節の体験プログラム、さらにはアウトドアサウナまで揃っています。 高速Wi-Fiも完備されているので、都心と変わらず仕事をしながら、田舎の暮らしを体験できるのが嬉しいところ。メンバーになって通ううちに、施設の運営の方や地元の方とも自然と仲良くなれました。 こうして少しずつ通いながら関係をつくっていくと、田舎での暮らしが、ぐっと現実味を帯びてきます。 ▶ Village Hinohara(ヴィレッヂ)
方法④|移住相談会で地元とつながり、あきる野で物件に出会うべし
最後の決め手は、やはり人とのつながりでした。 東京都は、有楽町などでも移住の相談会・セミナーを開催しています。この情報も、すべて東京たましま移住定住ポータルでチェックできます。 私はそこで、あきる野市の不動産屋さんと出会えるイベントを見つけ、すぐに参加しました。そして、そこからはとんとん拍子。あれよあれよという間に、理想の物件にたどり着くことができたのです。 あきる野市は、秋川渓谷の豊かな自然と、都心への近さをあわせ持つ「トカイナカ」。JR五日市線や中央自動車道を使えば、新宿まで約60分という近さです。 しかも、あきる野市には相談員の方が車で市内を案内し、暮らしに関わる施設や場所を紹介してくれる、とても手厚いサービスがあります(土日祝も対応)。移住情報サイト「KOTOSUM(コトスム)」から申し込めるので、ぜひ体験してみてください。 ▶ 東京あきる野移住情報サイト KOTOSUM
まとめ|東京で田舎二拠点生活は、思っているより近い
あらためて、私がたどった4つのステップを振り返ってみます。 ①まず「東京たましま移住定住ポータル」をLINE登録する。 ②東京都の無料の移住ツアーに参加してみる。 ③お気に入りの場所に通って、関係をつくる。 ④移住相談会で地元とつながり、物件に出会う。 東京都の仕組みをうまく使えば、大きなお金をかけずに、田舎暮らしへの第一歩を踏み出すことができます。 「いつか、自然の中で暮らしてみたい」——そう思っている方にとって、その夢は、思っているよりずっと近い場所にあるのかもしれません。 私の大切な山の家も、こうして見つかりました。あなたの「もうひとつの暮らし」も、東京の田舎で見つかりますように。
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田舎ぐらし・二拠点生活エッセイ
東京都心と山の秘境を往き来しながら、自然の中のシンプルな暮らしと出会いを綴る、FPえじりのエッセイシリーズです。
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